【増配あり!】野村不動産HLDGSなど3銘柄の最新決算を速報解説

ちくわストックの保有銘柄メンテナンス〜決算報告確認〜

本日決算発表がされた会社は多数ありますが、その中で私のポートフォリオの銘柄3つの決算についてみていきたいと思います。

私のポートフォリオに含まれる銘柄と銘柄選びの際の基準について気になる方は、ぜひ以下も併せてご覧ください。

この記事の目次

【増収/増益/増配】野村不動産HLDGS(3231)の2025年3月期3Q決算

野村不動産HLDGSの2025年3月期の第3四半期決算が発表されました。

内容としては、増収増益で売上高と各利益は第3四半期としては過去最高と絶好調の決算内容でした。

具体的な数値は以下のとおりです。

野村不動産HLDGSの2025年3Q決算概要
出典:野村不動産HLDGSの決算説明資料

増収増益となった主な要因として、分譲住宅の平均価格・粗利益率の上昇や今期から連結対象となったUDS社の寄与を含むホテル業の伸長、収益不動産の売却による利益増加などが挙げられています。

経常利益における通期予想の進捗率は86.3%とかなり好調です。

通期予想の上方修正及び増配

好調な業績推移に伴い通期業績予想の上方修正も行っています。

売上高については300億円の下方修正となっていますが、最終的な1株あたり純利益(EPS)は当初の予想405.68円から11.75%アップの417.43円となる見通しとなりました。

部分的に下方修正はあるものの、売上高、各利益はいずれも過去最高となる見通しです。

また、2025年3月期の通期配当予想も1株165円から170円へ5円の増配も決定しました。

これにより年間の配当性向は40.7%、総還元性向は47.7%となると見込んでいます。

ちくわくん

1月30日時点の終値ベース(4,241円)で、配当利回りは4.01%となっています。

参考資料:野村不動産ホールディングス決算説明資料

【絶好調だが…】武田薬品(4502)の2025年3Q決算

武田薬品も本日2024年度第3四半期の決算発表がありました。

全体として、大幅な増収増益となっており、具体的な数値は以下のとおりです。

武田薬品(4502)の2024年度3Q決算概要
出典:武田薬品の決算説明資料

好調な業績の主な要因として、成長製品・新製品の伸びが独占販売期間満了によるマイナス影響を上回ったことが挙げられています。

中でも、VYVANSE(ビバンセ)という小児のADHDに対しての承認治療薬が、好調な業績へ貢献しているようです。

また、効率化プログラムによる営業経費の減少も寄与しているとのことです。

ちくわくん

医薬品業界は常に特許切れとの戦いですが、現状はそれをカバーできる成長製品・新製品があるみたいですね。

通期業績予想の上方修正と自社株買い発表

好調な業績を受け、通期の業績予想の上方修正と上限1000億円の自己株式取得が併せて発表されました。

武田薬品(4502)の2024年度通期業績予想
出典:武田薬品の決算説明資料

上方修正については、VYVANSE(ビバンセ)のアメリカでの後発薬による売り上げの減少が想定よりも緩やかであり、営業経費が減少していることを反映したのこと。

一株あたり純利益(EPS)では、43円から75円へと大きく上方修正されています。

まだまだ懸念点もあり

前期比で増収増益かつ上昇修正もあり絶好調にも見える決算内容ではありますが、そもそもの業績予想が非常に悪かったことが要因として挙げられます。

具体的には、通期の最終利益を従来予想の680億円から1180億円に73.5%上方修正したものの、前期は1440億円となっていることから、減益率が52.8%減から18.1%減に縮小しただけというのが実際のところです。

そのため、大幅な上方修正にもかかわらず、配当金の変更もされていません。

なので、現状の予想EPS75円で着地となった場合、現状予想の1株あたりの配当金196円であれば、配当性向が260%になります。

ちくわくん

昨年も204.2%となっているため、今後も継続して配当を出せるかは注視しておく必要がありそうです。

参考:武田薬品決算説明資料

【増収/増益/増配】キムラユニティー(9368)の2025年3月期3Q決算

キムラユニティー(9368)の2025年3月期3Q決算も増収増益でかなりの好調な業績となっています。

具体的な数値は以下のとおりです。

キムラユニティー(9368)の2025年3月期3Q決算概要
キムラユニティー決算短信

1株あたり純利益(EPS)も13%増となっており、かなり順調そうです。

この業績の主な要因としては、主力の物流サービス事業における受注量増加等による増収に始まり、営業利益面でも寄与したようです。

ちくわくん

そのほかについては決算短信では細かな説明はされていませんでした。

通期の業績予想の修正はないが、増配を発表

キムラユニティーの経常利益の通期進捗率は83.5%とかなり好調ですが、今回業績予想の上方修正は発表されていません。

一方で、これまで中間・期末ともに30円で通期60円の配当金予想でしたが、3円プラスされ1株あたり63円となる増配の発表がされました。

1/30の終値(1,438円)ベースであれば、配当利回り4.38%となります。

ちくわくん

私の取得配当利回り4.35%とそれほど変わりませんが、調子が良さそうなので買い増しも検討したいと思います。

以下で、キムラユニティーの銘柄分析をしているので、まだ購入していない方はぜひ分析にお役立てください。

参考:キムラユニティー決算短信

まとめ:2社で増益増配で一安心

今回は私の高配当株ポートフォリオに組み込んでいる野村不動産HLDGS、武田薬品、キムラユニティーの決算内容について簡単に見てみました。

どの企業もサプライズ決算として大きな増収や増益が発表され、2社では増配も発表されました。

企業の業績が良いようで何よりです。

そして、増配でしっかりと還元してくれる企業には感謝しかありません。

引き続き頑張ってもらいたいと思います。

私の最新のポートフォリオは以下で公開していますので、気になる方がいればぜひ見てやってください。

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この記事を書いた人

サイドFIREを目指して、高配当株を独学で進める「ちくわ」です。
自身で学んだことや銘柄分析など高配当株投資に関わる内容を中心に備忘録も兼ねて発信していきます。

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