増配銘柄が目立つ!新日本建設・シュッピン・ダイセルなど6銘柄決算まとめ【2026年5月12日】

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増配銘柄が目立つ!新日本建設・シュッピン・ダイセルなど6銘柄決算まとめ【2026年5月12日】

2026年5月12日に、新日本建設(1879)、シュッピン(3179)、ダイセル(4202)、アネスト岩田(6381)、ヤマダコーポレーション(6392)、電源開発(9513)の本決算が発表されました。

今回は6銘柄とも2026年3月期の通期決算です。全体としては、新日本建設とヤマダコーポレーションの増収増益が目立つ一方で、ダイセルや電源開発は減益要因の確認が必要な決算でした。

それぞれの決算を、配当重視の個人投資家目線でまとめてチェックしていきます。

特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。

記事のポイント
  • 新日本建設(1879)とヤマダコーポレーション(6392)は増収増益。来期配当も増配または維持予想
  • ダイセル(4202)と電源開発(9513)は減益決算。ただし来期は利益回復を見込む会社計画
  • アネスト岩田(6381)はDOE方針と累進的増配が目立つ一方、来期利益予想は減益
この記事の目次

今回の決算サマリー

まずは6銘柄の本決算をざっくり比較します。

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銘柄コード決算期売上高YoY営業利益YoY年間配当評価
新日本建設18792026年3月期+5.1%+11.4%67円(来期77円予想)
シュッピン31792026年3月期△1.4%△25.3%47円(来期40円予想)
ダイセル42022026年3月期△1.2%△31.0%60円(来期未定)
アネスト岩田63812026年3月期+2.8%△5.8%87円(来期93円予想)
ヤマダコーポレーション63922026年3月期+10.9%+35.9%220円(来期220円予想)
電源開発(J-POWER)95132026年3月期△10.2%△27.0%100円(来期105円予想)
※出典:各社2026年3月期決算短信

全体としては、配当面では増配・維持が多く、株主還元だけを見ると悪くない内容です。

一方で、利益の中身は銘柄ごとにかなり差があります。新日本建設とヤマダコーポレーションは素直に見やすい増収増益ですが、シュッピンは利益率低下、ダイセルは減損、電源開発は電力会社特有の変動要因を分けて見る必要があります。

ちくわくん

6銘柄まとめて見ると、「配当はまずまず、でも業績は濃淡あり」という印象です。高配当株として見るなら、配当額だけでなく、その配当を支える利益の持続性まで確認したいですね。

新日本建設(1879)— 増収増益で来期も増配予想

新日本建設(1879)の2026年3月期決算。増収増益と増配予想を示すバナー

新日本建設は、建設事業と不動産開発事業を手がける会社です。

2026年3月期は、売上高・営業利益・純利益がそろって増加しました。今回の6銘柄の中では、業績と配当の両方が素直に見やすい決算です。

決算ハイライト

項目2025年3月期2026年3月期前期比
売上高(百万円)131,662138,428+5.1%
営業利益(百万円)18,31020,405+11.4%
経常利益(百万円)18,36920,771+13.1%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)12,81615,224+18.8%
売上高営業利益率13.9%14.7%+0.8pt
※出典:新日本建設 2026年3月期決算短信

売上高は1,384億円、営業利益は204億円でした。売上高営業利益率も14.7%まで上がっており、利益率の高さが目立つ決算です。

2027年3月期は、売上高1,560億円(前期比+12.7%)、営業利益255億円(+25.0%)を見込んでいます。会社計画ベースでは、来期も増収増益が続く想定です。

配当・株主還元

項目2025年3月期2026年3月期2027年3月期予想
年間配当(円)56.0067.0077.00
配当性向25.6%25.7%25.7%
※出典:新日本建設 2026年3月期決算短信

配当は56円から67円へ増配です。さらに2027年3月期は77円予想で、利益成長に合わせて配当も増える見通しとなっています。

配当性向は25%台で、現時点ではかなり余裕のある水準です。高配当株としては、配当の伸びと業績の伸びがセットになっている点が好印象です。

ちくわの所感

ちくわくん

新日本建設は、今回の6銘柄の中ではかなり見やすい決算でした。配当性向も無理がなく、来期も増益・増配予想です。あとは建設・不動産市況の変化を継続して見ていきたいですね。

シュッピン(3179)— 減益だが中期では成長投資を継続

シュッピン(3179)の2026年3月期決算。減益と利益率回復への注目を示すバナー

シュッピンは、カメラ専門店「Map Camera」や時計専門店「GMT」などを展開する専門EC企業です。

2026年3月期は売上高が微減、営業利益は大きく減少しました。ただし、修正後計画比では売上高・営業利益ともに上回っており、前年との比較では弱いが、会社計画に対してはおおむね想定内の着地です。

決算ハイライト

項目2025年3月期2026年3月期前期比
売上高(百万円)52,65851,924△1.4%
営業利益(百万円)3,3962,537△25.3%
経常利益(百万円)3,3682,491△26.0%
当期純利益(百万円)2,0201,685△16.6%
売上高営業利益率6.5%4.9%△1.6pt
※出典:シュッピン 2026年3月期決算短信

主力のカメラ事業は、売上高407億円(前年比98.8%)、営業利益41億円(91.5%)でした。時計事業は売上高103億円(102.4%)と伸びた一方、営業利益は3億円(69.1%)にとどまっています。

補足資料では、時計事業で高価格帯商品の仕入れを強化していること、カメラ事業でAIMDや買い替えサイクル促進に取り組んでいることが示されています。中期経営計画では、2029年3月期に売上高633億円、営業利益37億円、ROE20.0%を目標としています。

配当・株主還元

項目2025年3月期2026年3月期2027年3月期予想
年間配当(円)40.0047.0040.00
配当性向43.0%59.8%45.9%
※出典:シュッピン 2026年3月期決算短信

2026年3月期の年間配当は47円で、前期の40円から増配でした。一方、2027年3月期の配当予想は40円と減配となります。

中期経営計画では、配当性向40〜50%を基準に、利益成長に応じた安定継続配当を基本方針としています。2026年3月期は利益が落ちたため配当性向が59.8%まで上がりましたが、会社側は短期的・改善可能な要因と見ているようです。

ちくわの所感

ちくわくん

シュッピンは事業としては面白いのですが、今回の決算は利益面がやや物足りないですね。時計事業への投資が将来の利益につながるか、そして営業利益率が5%台に戻ってくるかを確認したいです。減配予想となったことで、今後の動きにさらに注目していかないとですね。

ダイセル(4202)— 減損で純利益が大幅減

ダイセル(4202)の2026年3月期決算。減損影響と本業回復を確認するバナー

ダイセルは、素材・化学品、自動車エアバッグ用インフレータなどを手がける化学メーカーです。

2026年3月期は減収減益となり、特に純利益の落ち込みが大きい決算でした。ドイツのCOC第2プラントに関する減損損失があり、一過性要因と本業の利益動向を分けて見る必要がある決算です。

決算ハイライト

項目2025年3月期2026年3月期前期比
売上高(百万円)586,531579,629△1.2%
営業利益(百万円)61,01142,069△31.0%
経常利益(百万円)62,32045,130△27.6%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)49,48010,180△79.4%
売上高営業利益率10.4%7.3%△3.1pt
※出典:ダイセル 2026年3月期決算短信

説明資料では、セイフティ事業で自動車エアバッグ用インフレータの販売増やコストダウンがあった一方、マテリアル事業のアセテート・トウ販売減少や繰越在庫影響などが重荷になったと説明されています。

また、ドイツのCOC第2プラントについて、減損損失324億円を計上しています。建設は継続し、2027年度中の稼働を目指す方針ですが、投資回収や需要拡大のペースは今後の確認ポイントです。

配当・株主還元

項目2025年3月期2026年3月期2027年3月期予想
年間配当(円)60.0060.00未定
配当性向33.1%154.8%
※出典:ダイセル 2026年3月期決算短信

2026年3月期の年間配当は60円で、前期と同額です。説明資料では、総還元性向40%以上かつDOE4%以上の方針に基づき、期末配当を維持したとされています。

一方で、2027年3月期の配当予想は短信時点では未定です。会社は2026年5月22日公表予定の中期戦略とあわせて配当予想を開示するとしており、ここは追加確認が必要です。

来期見通しと気になる点

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)前期比
売上高(百万円)579,629595,000+2.7%
営業利益(百万円)42,06942,500+1.0%
経常利益(百万円)45,13043,000△4.7%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)10,18032,000+214.3%
※出典:ダイセル 2026年3月期決算短信

来期は純利益の大幅回復を見込んでいます。ただし、営業利益は+1.0%とほぼ横ばいの計画です。

気になる点
  • COC第2プラントの投資回収が計画どおり進むか
  • マテリアル事業のアセテート・トウ販売減少がどこで底打ちするか
  • 5月22日公表予定の中期戦略で、配当方針がどう示されるか
ちくわくん

ダイセルは、純利益の大幅減だけを見るとかなり悪く見えますが、減損影響を分けて考える必要があります。ただ、本業の営業利益も大きく落ちているので、次は中期戦略と配当予想をしっかり確認したいですね。

アネスト岩田(6381)— DOE方針と累進的増配が目立つ

アネスト岩田(6381)の2026年3月期決算。DOE方針と増配に注目するバナー

アネスト岩田は、圧縮機・真空機器・塗装機器などを展開する機械メーカーです。

2026年3月期は増収ながら営業減益でした。一方で、DOEを軸にした株主還元方針が明確になっており、配当方針のわかりやすさが今回の注目点です。

決算ハイライト

項目2025年3月期2026年3月期前期比
売上高(百万円)54,41155,909+2.8%
営業利益(百万円)5,9035,563△5.8%
経常利益(百万円)7,1397,718+8.1%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)4,2765,356+25.2%
自己資本比率67.7%68.0%+0.3pt
※出典:アネスト岩田 2026年3月期決算短信

事業別では、エアエナジー事業が売上高336億円、コーティング事業が214億円です。日本は増収増益でしたが、中国では市況低迷などで利益が大きく減っています。

来期の2027年3月期は、売上高600億円(+7.3%)を見込む一方、営業利益52億円(△6.5%)、純利益39億円(△26.3%)の減益予想です。売上成長と利益の伸びが一致していない点は気になります。

配当・株主還元

項目2025年3月期2026年3月期2027年3月期予想
年間配当(円)45.0087.0093.00
配当性向41.6%64.0%92.7%
純資産配当率(DOE)3.9%7.0%
※出典:アネスト岩田 2026年3月期決算短信

配当は45円から87円へ大きく増えました。2027年3月期予想は93円で、創業100周年記念配当5円を含みます。

同社は2026年3月期からDOEを指標として採用し、今中期経営計画期間ではDOE7.0〜7.5%を目安にするとしています。あわせて、2026年3月期年間配当を下限とする累進的な増配方針も示しています。

ちくわの所感

ちくわくん

アネスト岩田は、配当方針だけを見るとかなり魅力的です。ただし来期の配当性向予想は92.7%と高めなので、利益が計画どおり出るかは要チェックですね。DOE方針を支える利益水準が続くかを見ていきたいです。

ヤマダコーポレーション(6392)— 増収増益で財務も堅い

ヤマダコーポレーション(6392)の2026年3月期決算。増収増益と高財務を示すバナー

ヤマダコーポレーションは、産業用ポンプや自動車整備関連機器などを手がける機械メーカーです。

2026年3月期は、売上高・営業利益ともに大きく伸びました。規模は小さいものの、高い自己資本比率と営業利益率が目立つ好決算です。

決算ハイライト

項目2025年3月期2026年3月期前期比
売上高(百万円)14,62816,226+10.9%
営業利益(百万円)1,9622,667+35.9%
経常利益(百万円)2,1882,702+23.5%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)1,6071,732+7.8%
自己資本比率85.0%85.7%+0.7pt
※出典:ヤマダコーポレーション 2026年3月期決算短信

売上高は162億円、営業利益は26億円です。営業利益率は16.4%で、今回の6銘柄の中でも収益性の高さが目立ちます。

自己資本比率も85.7%と高く、財務面はかなり堅い印象です。利益率と財務健全性の両方が強い点は、高配当株として見ても安心材料です。

配当・株主還元

項目2025年3月期2026年3月期2027年3月期予想
年間配当(円)210.00220.00220.00
配当性向31.3%30.4%31.0%
※出典:ヤマダコーポレーション 2026年3月期決算短信

2026年3月期の年間配当は220円で、前期210円から10円増配です。2027年3月期の配当予想も年間220円で、今期と同額を見込んでいます。

配当性向は30%前後で、配当水準に対して利益の裏付けは比較的しっかりしています

来期見通しと気になる点

来期の会社計画は減収減益予想です。2027年3月期は、売上高161億円(△0.8%)、営業利益23億円(△13.8%)、純利益17億円(△1.9%)を見込んでいます。

気になる点
  • 2027年3月期は営業利益△13.8%の減益予想
  • 小型株のため、流動性や出来高には注意
  • 一時的な受注増や為替影響を、長期トレンドと見誤らないようにしたい
ちくわくん

ヤマダコーポレーションは、数字だけ見ると今回かなり良いですね。高財務・高利益率・配当性向30%前後という点は好印象です。ただ、小型株らしい値動きや流動性には注意したいです。

電源開発(J-POWER)(9513)— 減益だが来期は利益回復予想

電源開発(J-POWER)(9513)の2026年3月期決算。減益と来期回復予想を示すバナー

電源開発(J-POWER)は、発電事業を中心に国内外で電力関連事業を展開する会社です。

2026年3月期は減収・営業減益でした。一方で、経常利益は増益となっており、電力会社特有の燃料費・海外事業・持分法損益などを分けて見る必要がある決算です。

決算ハイライト

項目2025年3月期2026年3月期前期比
売上高(百万円)1,316,6741,182,260△10.2%
営業利益(百万円)138,310100,992△27.0%
経常利益(百万円)140,095158,532+13.2%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)92,46958,537△36.7%
自己資本比率36.4%37.6%+1.2pt
※出典:電源開発 2026年3月期決算短信

売上高は1兆1,822億円、営業利益は1,009億円でした。営業利益は前期比△27.0%と大きく減少しています。

一方で、経常利益は1,585億円で前期比+13.2%です。電力会社は燃料費や販売電力量、海外事業、持分法損益などが絡むため、売上と営業利益だけで単純に判断しにくい銘柄です。

配当・株主還元

項目2025年3月期2026年3月期2027年3月期予想
年間配当(円)100.00100.00105.00
配当性向19.8%30.7%22.8%
※出典:電源開発 2026年3月期決算短信

2026年3月期の年間配当は100円で、前期と同額です。2027年3月期の年間配当予想は105円で、5円増配を見込んでいます。

配当性向は2026年3月期で30.7%、2027年3月期予想で22.8%です。利益が計画どおり回復すれば、配当余力は一定程度ありそうです。

来期見通しと気になる点

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)前期比
売上高(百万円)1,182,2601,380,000+16.7%
営業利益(百万円)100,992125,000+23.8%
経常利益(百万円)158,532125,000△21.2%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)58,53781,000+38.4%
※出典:電源開発 2026年3月期決算短信

来期は売上高・営業利益・純利益の回復を見込んでいます。ただし、経常利益は減益予想です。

ちくわくん

J-POWERは配当だけ見ると悪くないですが、業績の中身は少し難しいですね。高配当株として見るなら、燃料費や海外事業の影響を含めて、毎決算しっかり確認したいです。

今回の決算から見た保有方針・今後の注目点

6銘柄を横断して見ると、業績面で目立ったのは新日本建設とヤマダコーポレーションです。どちらも増収増益で、配当も増配または維持予想となっています。

一方で、配当方針という意味ではアネスト岩田が目立ちます。DOE7.0〜7.5%目安と累進的増配方針はわかりやすく、株主還元に前向きな姿勢が見えます。

業績が好調だった銘柄:

  • 新日本建設(1879):増収増益、来期も増益・増配予想
  • ヤマダコーポレーション(6392):営業利益+35.9%、自己資本比率85.7%

配当面で目立った銘柄:

  • アネスト岩田(6381):DOE方針と累進的増配方針
  • 電源開発(9513):営業減益でも来期は105円へ増配予想

追加確認したい銘柄:

  • ダイセル(4202):5月22日の中期戦略と配当予想
  • シュッピン(3179):時計事業への投資と営業利益率の回復
ちくわくん

今回すぐに結論を出すというより、良かった銘柄と追加確認が必要な銘柄を分けてウォッチしたいですね。高配当株は配当額だけでなく、その配当を支える利益の持続性もセットで見たいです。

まとめ

今回は5月12日に発表された高配当株6銘柄の本決算をまとめました。

銘柄決算評価配当注目点
新日本建設(1879)○ 増収増益77円へ増配予想来期の利益成長と建設・不動産動向
シュッピン(3179)△ 減収減益40円への減配予想利益率の回復、カメラ・時計の在庫動向
ダイセル(4202)△ 減益・減損あり来期配当未定5月22日の中期戦略、営業利益の回復
アネスト岩田(6381)○ 配当方針が明確93円予想DOE方針と利益水準のバランス
ヤマダコーポレーション(6392)◎ 増収増益220円維持予想来期減益予想と小型株の流動性
電源開発(9513)△ 営業減益105円へ増配予想利益回復計画と電力特有の変動要因
※出典:各社2026年3月期決算短信

決算は「増配かどうか」だけでなく、その配当を支える利益が続きそうかを見ることが大切です。

今回の6銘柄では、業績が素直に良かった銘柄、配当方針が魅力的な銘柄、追加資料を確認したい銘柄が分かれました。引き続き、気になる銘柄は次回決算や中期計画まで追っていきます。

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